自治体によってはすでに始まっているところもあるかもしれませんが、今週で夏休みが終わりという学校がほとんどだと思います。始業式の準備はバッチリですか?
長期休業(夏休み)の後は不登校になりやすい
夏休みや冬休み、GWなどのあとは登校渋りをする子がとても増えます。大人でもしばらく休んだ後は「まだ休みが続けばいいのにな…」と思うことがたくさんありますよね。子どもの場合なおさら行きたくないという気持ちを持ちやすくなります。
こういった場合、特に学校で嫌なことがあったということは少ないです。一度休むと、なおさら今後行きづらくなってしまいますので最初の1日を休ませないことが大切です。事前に荷物や服の準備を丁寧に行うことで、気持ちの準備もしっかりさせるようにしましょう。
また、登校を渋る理由の一つに宿題が終わっていないということがあげられます。
宿題が終わっていない場合はどうする?
明日から学校だけど宿題が終わっていない!終わっていない状態で怒られたり恥をかいたりするのが嫌だから学校に行きたくない。
こんなケースがよくあります。その時の状況にもよりますが、宿題が終わっていなかった場合は手伝ったり、代わりにやってあげるのではなく、「やっていない状態で学校に行かせる」がおすすめです。今後社会に出た時に、仕事や資料の作成が終わっていませんでは済まないですよね。また、宿題や課題は今回かぎりではなく、今後もずっと続いていきます。やっていないことで困ってしまうという経験をさせることも大切かなと思います。
ただ、やっていないことによって学校に行きたがらないことがあります。その場合「学校に連絡しておいてあげるから」と話してあげる方法があります。実際に保護者の方から連絡をいただいたことが多数あります。怒らないように伝えておくから、と言ってあげることで安心できる場合があります。そういった連絡をもらった場合(そうでない場合でも)、強く叱ったりはしませんが、やっていなかったり忘れたりすることで信用されなくなるよ、という旨の話を子どもの発達段階に合わせて話をしています。
さあ学校に行く準備を!
最初に述べた通り、少しずつ準備をして、気持ちの面でも学校に行く準備を始めましょう。「あと○日で学校はじまるね」といった声かけを少しずつするのも効果的です。
それでも登校を渋った場合は、忙しいかと思いますが、一緒について行ったり、遅れてでも送ったりすることが大切です。そういった子の多くは学校に来てさえしまえば楽しそうに過ごしていることがほとんどです。最初の1日目が大切ということを覚えておいてください。
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